はじめまして。
2019年4月にココラブルに新卒入社いたしました“のぞみ”です。
2019年2月、新卒海外研修として中国に行ってきました。
私にとってはじめての研修であり、はじめての海外。
私の価値観に影響を与えてくれた中国新卒研修をレポートいたします!
・好きなもの:音楽,コスメ,脱出ゲーム,和食
中国への私のイメージ(研修前)
突然ですが、皆さんは中国に対してどのようなイメージを持っていますか?
「経済や産業の発展が目覚ましい!」
「大気汚染が心配…」
「治安は悪くないかな…」
「日本人のこと嫌い?」
どれも私が研修前に抱いていた中国のイメージです。
このほかにも、
「ITや経済が発展している。とは言えまだまだ発展途上では?」
「マナーがあまり良くなさそうだな…」
「騒がしいのはちょっと…」
など、今振り返ると少なからずマイナスなイメージを持っていました。
中国に対する印象をまとめたデータを拝見したところ、中国に良くない印象を抱いている理由として政治や外交の問題を理由に挙げる人が多く存在します。
一方、特に理由がないのに良くない印象を持っている人も。そして、私もその中の1人でした。
実際に中国を訪問したり中国人と関わりを持ったりしたことはないけれど、ただ様々なメディアや媒体から受け取る情報で「なんとなく」形成されてしまったイメージなんだと思います。
このような中国への印象や心配が、新卒研修でどう変わるのか、楽しみでもあり不安でもある中、いざ出国しました。
中国入国!日本と雰囲気が似ている!
たくさんの不安を胸に、いよいよ中国に入国!
最初に降り立ったのは上海の浦東国際空港です。
中国に降り立った直後の感想は
「あれ?意外と日本と変わらない?」
上海は、空港も道路も綺麗に整備されていて交通量も非常に多い街です。
日本の都市部と錯覚してしまうほど見慣れた街並みが広がっていました。
一方で、文化や価値観の違いを感じる場面も。
ネオン街の色彩感覚や建物の大きさ(中国は建物がとにかく大きい)、シェアサイクルの普及率の高さや地下鉄の頑強なセキュリティ対策など日本と異なる点も多くありました。
中国への印象①:QRコード決済がすごい!
日本と中国の違いを最も感じたのは「決済面」。
中国では、現金がほとんど使われていません。
クレジットカードを使用している人もあまり見かけませんでした。
現金やクレジットカードの代わりに決済面を支えているのが「QRコード決済」です。
日本でも昨年あたりからじわじわとPayPayやLINE Payなどの、QRコード・バーコード決済が普及しつつありますが、まだまだ利用者数や使用可能店舗は少ないのが現状です。
しかし、中国ではほとんどの人がこのQRコード決済を使用していて、対応していない店舗はほとんどゼロ。
むしろ、現金やクレジットカードを使えない店舗のほうが多いようです。
都市部だからというのも大きいと思いますが、それにしてもQRコード決済の普及率がすごい…!
露店や屋台にもQRコードが設置されています。
飲食店のオーダーもQRコード。
街中QRコードだらけです。
写真は撮れませんでしたが、移動販売しているリヤカーにも印刷したQRコードがぶら下がっていました。
中国への印象②:街中は清潔でマナーも良い
日本ではまだまだ発展途上なQRコード決済の普及率にも驚きましたが、他にも印象に残ったことがあります。
それは、街の清潔さ。
街路に配置されているゴミ箱の数がとにかく多く、道にゴミが散乱している、というようなことは全くありませんでした。
中国は飲食店のほとんどが禁煙なためか、路上喫煙が非常に多い国です。
しかし、吸い殻はほとんど落ちていません。
「なんとなく」マナーが良くないというイメージを持っていた中国ですが、「マナーが悪い」「騒がしい」というような印象はありませんでした。
研修中、現地の人と、あまりコミュニケーションを取れなかったのが心残りですが、少しの関わりの中でも温かく接してくださる方がたくさんいらっしゃいました。
大連で訪れたコーヒーショップでは、店員さんに英語が通じず注文に困りましたが、周りのお客さんが代わりに通訳してくれたり、「日本人?」と笑顔で話しかけていただいたり。
(という温かい体験もあれば、中国の飲食店やコンビニでは、電話をしながらの接客・笑顔が少なく、日本人にとっては丁寧と感じられないだろうな、と感じることもありましたが。)
日本とは違った価値観・文化なんだなと理解し、私の変化に気付くことができた貴重な体験でした。
はじめての異文化体験で得た学び
今回、初海外・初研修を通して多くの学びを得ることができました。
一つは、自分の中に存在していた根拠のない偏見や固定観念に気づくことができたこと。
偏見は差別を生みますし、良くないことだと認識しています。
なので、今までも偏見を持たないよう意識して生きてきたつもりです。
それにも関わらず、研修前には勝手な中国像を持ってしまっていましたし、蓋を開けてみると実際の中国は発見や驚きがたくさんある、イメージとは異なる国でした。
今回の研修で、私は中国に限らず、日本以外の諸国に対して勝手な固定観念を抱いていたんだな…と思い知らされ、恥ずかしくなりました。
なんとなく植え付けられてしまっていた中国へのイメージを一新できたこと、自分自身の勝手さに気づけたことを嬉しく思っています。
2つ目は、多様性を受け入れることへの意識が増したこと。
価値観は人それぞれ異なります。
日本で過ごしていても全く同じ価値観の人に出会うことは稀です。
しかし、社会ベースで異なる価値観を感じることができるのは、海外ならでは。
異なる価値観を受け入れることは、自分の視野の拡大に繋がります。
社会人と学生の狭間にあった今回の研修で、価値観の多様性を肌で感じることができたのはとっても貴重な経験でした。
最後は、体験の重要性を認識できたこと。
海外の音楽を聞いたりニュースを読んだりと、生活の中に海外を感じる場面はたくさんありますが、『体験する』のは今回がはじめてでした。
偏見や固定観念に気付けたのも、多様性への意識が増したのも、「実際に海外に行ってみたから」だと思います。
何においても体験してみることは重要なことだと、再認識させられました。
さて、私は4月から晴れてココラブルのメンバーとして働きはじめました。
まだまだ右も左も分からない状況ですが、海外研修で学んだことを胸に刻み、「まずはやってみる」ことをモットーに精進して参ります。
改めて、よろしくお願い致します。