こんにちは!
クリエイティブ室所属デザイナーのまりおと申します。
ココラブルの福利厚生のひとつ「旅休(特別休暇)」を利用して海外に行ってまいりました。
(「旅休とは」:福利厚生のひとつで、目的が旅行であれば国内外問わず、最大3日お休みが取れるという社内制度)
有休や土日を利用した国内旅行は度々ですが、海外は今回が初めてでした。
先行するネガティブマインド(英語・飛行機・不案内・費用など)を振り払って、
「よし!友人と3人で海外に行こう!」と決めたのです。
成田の悲劇 テンション急降下
目的地は、スペインのバルセロナ。
「2026年のサグラダファミリアに完成前の様子が見たい!」
そんな理由ではじまる『スペイン・バルセロナ、4泊7日の旅!』……のはずでした。
「パスポートがーーーーーーー無いっ!!!!」
気付いたのは、成田空港のチェックインカウンター。
「カバンの中にあるだろ」とまだ余裕がある私の横には、笑顔もひきつり気味の友人2人。
私は当然カバンの中を探します。
1つ目のポケット、2つ目のポケット、、、最後のポケット。。。
「あ、これ、無い。間違いなく、ナイヤツダ。。」
つい数分前は「おつかれー☆」とルンルンで友人と合流した私のテンションは、一瞬にして「ほんと……ゴメン……」と奈落の底まで落ちたのでした。
思い当たる場所(お店・会社etc…)に片っ端から問い合わせた結果、
健気に主人を待つマイ・パスポートは、会社近くのコンビニでが発見されたのでした。。
グランドスタッフ:「今日のフライトには間に合いません」
友人2人:「・・・・・・・・・・・・・・・(困惑と絶句)。」
結局、友人2人は予定通り当日に出国し、私は翌日一人で出国する事となり、私はただ一人、夜の成田を後にするのでした(冷たい夜風でした)。
テンション急上昇 採光で満たされる
一日遅れで無事バルセロナに到着。
友人達とカタルーニャ広場で無事再開!
当然元気が回復!!!
早速、観光にまいります。
芸術に興味があり、普段も展示会や美術館に行って絵画を見ることが好きだったので、3日(予定では4日)とも、バルセロナ観光に充てました。
「聖家族教会」という意味のサグラダファミリア。
間近で見る実物には、その存在感からくる圧に面食らいました。
すでに欠けている石壁に数百年の歴史を、そして真新しい塗装を施された壁には現代を感じます。
サグラダファミリアにある3カ所の出入口。
左右の入り口付近の壁には、それぞれキリストの「生誕」と「受難」を意味した彫刻が掘られています。
(ちなみに今は左右1つずつ、そして、完成する頃には建物正面にメインの出入り口が出来るそうです)
ガイドさんの説明を頼りに建物内を歩きますが、とにかく天井が高いので終始見上げてばかりで、見物を終えた頃にはさすがに首が痛くなってしまったのも一つの思い出です。
ここで特に印象深かったのは、ステンドグラスから差し込んだ光の鮮やかさ。
今でも、その時の感動が鮮明に蘇ります。
世界遺産を歩く 本場を食す
バルセロナの街。
どこを切り取っても絵になる街並みでは、シャッターを押す指が途切れません。
ユネスコ世界遺産に登録されている「カサ・ミラ」・や「カサ・バトリョ」。
バルセロナの街が一望できる「グエル公園」。
いずれもガウディの独創的な設計によるもの。
歴史の中を散策している感じは、とても心地よく感じられます。
カタルーニャ音楽堂の内観を見て、そこから10分ほど歩いて町中にひっそりと佇むピカソ美術館へ。
作品を堪能しました。
時差ボケで落ちそうな目蓋を堪えながら聴く、夜のスパニッシュ・ギター演奏。
リズムの取り方が特徴的です。
旅といえばグルメ&ショッピングも醍醐味。
拙い英語を用いながら、タパス・パエリア・生ハム・ワインなど堪能!
パエリアに本場の懐の深さを感じました。
ブケリア市場で買い食いも楽しかったです。
どの店もカードが使えたのが驚きでした。
異文化にみる デザイナーの気付き
スリに注意!など忘れるくらい、バルセロナの居心地は想像を超えて良かったです。
日本と異なるこの街の空間には、街頭広告が多くありません。
たまにみる広告デザインはとにかくお洒落。
引っぺがして自宅に飾りたくなります。
きっと日本で掲載したら、他の広告に埋もれてしまうのですが、スペインだと広告が少ない分、目には入りやすかった気がします。
文化の違いかなと思ったと同時に、デザイナーとしての気付きを得られました。
旅の終わりに
絶望的な出だしから始まった初海外。
乗り継ぎの搭乗口かわからず途方にくれた国外空港。
強い思いが私を動かしてくれた。
拙い英語でも、勇気を持って周りの人に声をかけた。
見ず知らずの他人の優しさに触れた。
ちょっとした勇気の一歩で何か吹っ切れるのも感じた。
そして得た「達成感」。
今回の旅で得たモノの中でいちばん大きかったものです。
充実の旅行となりました。
不安と失敗から始まった今回の海外旅行でしたが、世界をみたことで新たな欲求もでてきました。
「もっと英語で現地の人とコミュニケーションをとってみたい。」
また他の国で、感動的な建造物や芸術、美味しい食べ物を堪能しに行こうと誓うのでした。
旅の終わりに一言。
「海外渡航の際は、パスポートをお忘れなく!!! “アテンション・プリーズ!!”」