みなさんこんにちは!
日本の商品をアメリカへ輸出販売しているクロスコマース事業部で働いている17年入社のもりてぃです!
ちなみに日本の商品に興味を持つきっかけになったのは、大学時代にフィリピンへ短期留学へ行ったことがきっかけです!
首都のマニラから車で4時間ほどかかる町でホームステイをしたのですが、ほんとびっくりするほど日本の製品であふれていたんですよね…!!
走っている車はほとんどが日本メーカーの車。スーパーには日本のお菓子やカップ麺が大量に並び、ゲーセンへ行くと、「太鼓の達人」や「マリオカート」など日本のゲームの機械が、なんと日本語のまま置かれていました!笑
そしてこのように、遠く離れた海外で日本の商品や文化が普及し、現地の人たちが日本の商品のことをすごく気に入って、喜んで使っている姿を見て、「自分も日本の商品を世界へ輸出してみたい!」と思うようになりました。
そんな中、2015年10月、ココラブルにインターンとして半年間ジョインし、日本の商品を海外へ実際に輸出していました!
その後1年間ブラジルへ留学へ行って留学中もずっとココラブルでインターンをしていたのですが、社員の人達の人柄の良さに惹かれそのままココラブルに入社しました。
インターンをさせてもらって以来、クロスコマースの業務に熱中していた僕は、新卒の海外研修旅行でタイとネパールへ行くとなったときも、研修でのプログラムや観光地よりも、とにかく「タイではどんな日本製品が売っているのか」が気になって仕方がありませんでした。
そこで今回は、僕がタイで目にして衝撃を受けた日本の商品をランキング形式でご紹介したいと思います!
5位 おでん
僕が見つけてびっくりした日本の商品第5位はおでん!
おでんといえば日本では冬によく食べられますが、1年中、気温が高いタイでも売られているとは思いもよりませんでした!
気になって研修どころじゃなくなったのでさっそく調べてみると、タイでは室内の冷房がかなりきいており、冷房がきいている室内にいると温かいものを食べたくなるというニーズがあるそうです。確かにタイは電車もデパートもクーラーがかなりきいていました。
タイは暑いからおでんが売れないというのは完全な固定概念であり、固定概念を取り払って物事を考えることの大切さを知りました。
今後は「この商品は質がいいけど値段が高いから海外では売れない」というような固定概念を持たずに、仕事に取り組みたいなと思います。
4位 包丁
様々な日本のメーカーの包丁が大量に売られていました。
日本の包丁が海外で人気というのは知っていましたが、発展途上国のタイでまさか売られているとは思いませんでした。
というのも、日本の包丁の単価は10,000円以上するものもたくさんあります。
ココラブルも自社オリジナルの日本の包丁をアメリカへ輸出していますが、1本120ドルとかなり高いです。
タイの平均年収はおよそ130万円なので現地の人にとって、なおさら値段が高く感じているのではないでしょうか。
僕が思うに、高価な包丁を買うことのできる富裕層がタイにもある程度はいるってことだと思います!
これ以外にもタンブラーや湯呑、箸などさまざまなキッチン用品が売られていました。
日本のキッチン用品の質の良さはタイの人々にも伝わっているんですね!
キッチン用品全般でみると、スライサーやピーラーなどの刃物系の商品が多かったです!
やはり刃物系は日本製がよく切れるんですかね!?
今度クロスコマース事業部でも、日本の高品質なキッチン用品をアメリカへ輸出してみたいと思います!
3位 つけまつげ
タイで良く売られていたこの日本のつけまつげ、実はアメリカではあまり売れていません。
アメリカ人は骨格や彫りが違うので日本のつけまつげだとあまりボリュームがでないそうです。
一方、東南アジアだと多くの人が日本ブランドのことが大好きであると同時に、顔も日本よりのアジア顔なので日本人向けに作られているつけまつげがピッタリらしいです。
さらに、僕が注目したのはこの看板!現地の人は当たり前ですが日本語が読めません。なのに、どうして「日本直輸入」と目立つ文字を入れているのでしょうか?
おそらく、「日本の物」だとわかること=商品への信頼やブランドにつながるので、あえて現地の人が読めない漢字を看板に入れているのだと思います。
今僕は、アメリカのAmazonで販売する商品画像の作成や説明書の作成に関わっているのですが、「商品の品質の高さをアピールするために、あえて日本語を入れる」という技はぜひ使ってみようと思います!
2位 アニメ関連商品
ナルトやワンピース、ポケモンなど様々な日本のアニメ関連の商品がありました。
もはや日本のアニメが人気なのは当たり前かもしれませんが
あまり海外で流行っているイメージのない、「仮面ライダー」や「妖怪ウォッチ」も進出していたのには驚きました。
ちなみにブラジルではかなり昔のアニメである「聖闘士星矢」が大人気で、「聖闘士星矢知ってる?見てた?」と現地の方によく聞かれたのですが、全然答えられませんでした。
ちなみに僕の友達の外国人は、「NARUTO」のアニメの中で、主人公のナルトが、ラーメンをおいしそうに食べているシーンを見て、日本のラーメンの存在を知って興味を持ったそうです!
彼のように、アニメを通して、日本の食べ物や文化に興味を持ってくれる人も多いのだと知り、「日本の商品を世界に伝える」という方法の幅が広がった気がしました。
1位 ガリガリ君
僕がタイで見つけて最も驚いたのは、そう、「ガリガリ君」です!
僕も小さい頃からよく食べていたガリガリ君を、まさかタイのコンビニで見るとは思いませんでした!
ちなみに、タイに日本のコンビニも進出していて、この「ガリガリ君」を見つけたのはローソンでした。
他にも、セブンイレブンやファミリーマートなど日本でお馴染みのコンビニがたくさんありました。僕は、入社前にいろんな海外の国へ旅行しましたが、ここまで日本のコンビニを海外で見たのは初めてでした!
ガリガリ君以外にもグリコのジャイアントコーンやパリッテが売られていました。
実はこの「ガリガリ君」、日本国内で生産してタイへ輸出しているそうなのですが、
タイの人が食べやすいように、そして価格を抑えるために、
日本と比べて少し小さいサイズで販売しているんだそうです!
やはり海外で商品を売る際は「価格」という要素も大事になってくるんですね…!
ぜひ業務にも生かしたいと思います!
また、さらに調べてみると、ガリガリ君を販売している赤城乳業やグリコが
タイでアイスを売り始めたのは、ここ数年の出来事らしいです。
なぜこのタイミングなのかというと、国内の市場が縮小していく中、海外へでていかなくてはいけないことと、冷凍物流システムの構築が最近になって進んだことが挙げられます。
僕も、ブラジル留学中にインターネットで注文した商品が届くのに2週間もかかって
大変な思いをしましたが、発展途上国ではまだまだ物流が課題なのかなと思います。
タイで感じたこと
1. タイに日本の商品や文化があふれていた
タイにここまで日本の商品があふれているとは思わなかったです。
今まで7カ国に行きましたが、ここまでの国はタイが初めてです。
タイは日系企業がよく進出しているという話は聞いていましたが、町を歩いていても日本製の車をよく見ましたし、日本語の看板も本当によく見ました。
おそらく日本の企業にとって、
「距離が近い」、「時差もあまりない」、「賃金が安い」、「親日国」といった理由で進出しやすのではないかと思います。
(ちなみにブラジルでは距離が遠い、時差がある、という理由で日系企業の進出がタイに比べてかなり少ないです)
2. 日本食の可能性はまだまだ無限大
日本食が世界で人気というのは今では当たり前になっていますが、
おそらくほとんどの国では身近で食べることのできる日本食といえば、
まだ寿司や刺身くらいではないかと思います。
海外の人があまり知らないだけで実際に食べたら気に入るものも
もっとある気がします!
また、ナルトのラーメンのエピソードがありましたが
アメリカでも「トトロをみていたら金平糖がでてきて気になったから食べてみたらおいしくて気に入った」という話もあります。
日本の漫画やアニメとコラボして一緒に日本の食文化を輸出するというのも
面白いかもしれませんね!
3. 国によって人気の日本の商品やアニメなどが違う
タイで人気の日本の商品とアメリカなど欧米で人気の日本の商品が
少し異なっていると思いました。
上の例でもあげたようにつけまつげやおでんなど
欧米ではあまり人気のない日本の商品がタイでは人気だったりします。
今僕は、クロスコマース事業部で日本の商品をアメリカへ輸出していて
毎日どのような日本製品が海外で売れるのかを調べています。
世界はアメリカやヨーロッパのような先進国もあればタイみたいな発展途上国もありますし
まだまだ知られていない日本の商品もたくさんあると思うので
今後はアメリカだけではなくタイなど他の国でも売っていきたいです。
また研修に行って国ごとに文化や経済状況が違うので人気な日本の商品も違うということを再確認しました。
だから今後は国ごとの文化や経済状況に合わせて現地の人が喜んで使ってくれる日本の商品を伝えていきたいです!