こんにちは、ココラブログメンバーの大岩です。
もう7月も終わりですね。私の地元では毎年7月末に「相馬野馬追」というお祭りが開催されます。とても壮大なお祭りなので一見の価値がありますよ!
ココラブルでは、自らの知見を広げるため、定期的に勉強会が開催されています。
部署持ち回りで実施する、WEBマーケティングの基本を中心にした若手向けのものや、開発室主催の注目の技術や案件の取り組み事例などを共有する会など、複数のものがあり、参加は自由。興味を持った人が幅広い知識に触れることができるようになっています。
今回はその中から、若手社員向け勉強会をご紹介いたします。
◆若手社員向け勉強会って?
ココラブルが扱っているWEB広告には「Facebook広告」や「Twitter広告」があります。
それぞれ、自分が扱っている分野の知識はもちろんあるのですが、扱っていない分野は分からないことも多いんです。
この業界が長い方からすれば当たり前なことでも、われわれ若手社員には馴染みのないことがたくさん…….
ココラブルは他業界から入社した方も多いので、基本から学べる勉強会も開催しています。
自分を取り囲んでいる環境をしっかり理解していないと、自分の強みすら分からなくなってしまいますよね。
よりお客様に寄り添った提案をし、よりお客様から信頼していただくための土台として、きちんとした知識をつけようというのが、この勉強会の目的です。
この勉強会は隔週で行われており、先日第4回目が開催されました。講師はテーマに合わせてその分野のスペシャリストが担当しています。
とても分かりやすい勉強会なので、私のような「WEB広告ってなに!?」レベルでもついていけるほどです。
私もその話知っておきたい!….という方のために第1回からの概要をお伝えいたします。(深い内容や質問は各担当にお問い合わせください。)
◆第1回-WEB広告の基本の「き」
かつては4マスと呼ばれるテレビ、新聞、雑誌、ラジオが広告の大きな市場で、WEB広告は小さな市場でした。しかし、今やWEB広告はテレビ広告に次ぐ大きな市場に成長しています。
-WEB広告ってどんなもの?なにができるの?
WEB広告にはたくさんの種類があります。私たちが何かを検索した時に検索画面に現れるリスティング広告、ランキングサイトなどのアフィリエイト広告、サイトを見ているとバナー広告も出てきますね!私たちが運用しているFacebook広告、Twitter広告もWEB広告です。
WEB広告には細かいターゲットがしやすく、費用対効果が測りやすいというメリットがあります。特定のWEBサイトを閲覧した人をターゲットするリターゲティングや、IPアドレスから特定の地域をターゲットすることも可能です。また、Facebookでは年齢や性別のターゲティングもできてしまいます。広告が何回クリックされたか、リンクは何回クリックされ、何件購入されたかが集計できるので、広告をどんどん改善し、効果を高めていけるのです。
WEB広告は他媒体の広告に比べ、個人によった広告配信が可能です。すごいような怖いような……WEB広告の仕組みはとても興味深いですね。
◆第2回-リスティング広告のメリット・デメリット
リスティング広告:検索エンジンで何かキーワードを入れて検索した際、検索結果に連動して表示される広告のこと。
-購買意欲の高い人に対して効率よく広告を出せるリスティング広告。メリットが大きい気がするけどデメリットは?
広告にはプル型とプッシュ型があり、リスティング広告はプル型。ユーザーが「いる」場所に出すのではなく、「来る」可能性のある場所に網を張って待っているといったイメージです。
そして、検索しやすいキーワードは競合が多いため、広告を出すためには高いお金を払う必要があります。また、1つのワードの検索ボリュームはあまり変動しないので競合が多いとさらに厳しい戦いになります。
リスティング広告は認知度アップに繋がるような広告ではないので、別の広告とセットで行うことが多くあります。テレビCMの「○○で検索!」が良い例ですね!
◆第3回-DSP・SSPって?
DSP(Demand-Side Platform):広告主側のための広告配信プラットフォーム。1imp単位でオークションにかけて掲載広告を決定するシステムです。
広告主側のための広告配信プラットフォーム。
SSP(Supply-Side Platform):媒体側の収益を最大化させるためのプラットフォーム。インプレッション毎にeCPM(CPC入札をCPM入札として換算したもの)を算出し、1番高額と判断された広告が配信される仕組みです。
-どうしてDSP・SSPは生まれたの?
「できるだけ安く広告を出したい。できるだけ多くの見込み客に広告を見てもらいたい。」という広告主側の考えと、「できるだけ高く広告枠を売りたい。他のサイトより多くの枠に広告を出したい。」という媒体運営会社の考えがあり、広告主側の考えを汲んで生まれたのがDSP、一方、媒体運営会社側の考えを汲んで生まれたのがSSPです。
DSPとSSPの間ではより効率的な広告出稿のために、媒体や枠単位ではなく1imp単位で売買できる「リアルタイム・ビッティング (RTB)」という仕組みを利用し、リアルタイム(ミリ秒単位)で入札を行っています。
これにより、広告主側は必要なimpのみ購入することができ、さらに、ユーザーごとに広告の出しわけが可能になります。また、媒体側も大量のimp在庫を消化でき、オークション形式なので、より高く売ることができます。
DSP・SSPは双方の願いを叶えるツールなんですね!
◆第4回-Cookieってどんなもの?
Cookie:WEB上で個人を識別、認証するIDのようなもの
-Cookieがもしなかったら・・・・?
個人を認識することができなくなるので、今アクセスしているユーザーが誰なのか認識できない状態になります。
例えばSNSではログインしてサービスを利用するのが一般的な利用方法ですが、Cookieが使えないとなると、ユーザーが今ログインしている状態かどうかを識別することができなくなってしまい、ページを移動するごとに毎回ログイン情報を入力しなければならなくなります。Cookieが使用できることで、ユーザーのログイン状態をサーバーが識別できるようになり、ユーザーはログイン状態を維持したままサイトを閲覧することができるようになります。
さらに、WEB広告を配信する上で欠かせない効果測定やリターゲティングでも、Cookieを使用しています。例えば、リターゲティングは特定のページに訪れたことがある人や、特定の行動をした人に対して広告を出す配信方法ですが、広告の配信対象になる人を認識することにもCookieを使用しています。
一方、広告などでよく利用されるサードパーティCookieの利用については、プライバシー保護の観点から端末メーカーやブラウザーにより独自に規制がされているのが現状です。
知らず知らずのうちにCookieの恩恵を受けていましたが、プライバシーのことを考えると少し怖いですね。しっかりと知識をつけなければと思った回でした。
私は自分がなにを知らないのかすら分からない…..という状態だったので、このように勉強する機会があることにとても感謝しています。
知らないことがなにか分かってくると、どこから学ぶべきか見えるので勉強に対する意欲も変わってきますね。この勉強会を足掛かりにもっと知識の幅を広げていきたいです。
社会人になっても学びの場があるというのはすばらしいことですね!