2017年入社の3名が新卒1年目の日々を振り返る連載企画、第2弾は越境EC事業の一員として走りぬいた僕、もりもりからお送りします!
今回僕は、「越境EC事業に本気で取り組み、悩み、考え、味わったいろんな感情」を振り返ってみます。
越境ECで自社商品を販売。そこに感じた楽しさ
この1年は僕が企画した自社ブランド商品の売上を伸ばすことにひたすら取り組んだ1年でした。
「この商品、海外で絶対売れると思うので自社ブランドで企画して販売したいです!」
そう提案したのは1年半前。
まだインターン生としてブラジル留学中のときでした。
インターン生時代は、アメリカのAmazonで時計などの他社商品を販売していました。
その後、自社ブランドの商品も販売していこうという事業方針になり、そのプロジェクトにアサインされた際、強い想いをもって提案したのを思い出します。
「自社商品を多くの方に届けたい。使っていただきたい。」
そのミッション達成のため、アイデアや思考を巡らせながら、積極的に色んな施策にチャレンジすることができました。
ミッションに対するその思いは、僕の好奇心と興味を刺激して、様々なアイデアや思考を巡らせてくれるものでした。
・商品説明書は、消費者に刺さる魅力的な内容にしよう!
・商品ページの画像構成は、もっとアレンジ効かせたい!
・自社ブランドのファン、フォロワーをSNSで増やそう!
・効果的な広告プランニングを組もう!
・販売とブランディングを意識した自社サイトを作ろう!
など、様々な施策を実行しました。
自社商品製造の段階に入ると、ご協力いただける製造メーカー様を自ら探し、なんとか販売できるステージまで行き着くことができました。
しかし販売から数ヶ月、僕の想いとは裏腹に、売上・利益ともに想定を下回り、結果が出せない期間が続いたのです。
こんなときは、想定外の調整タスクも増えるもので、製造・物流・販売、様々な場面で奔走したのを思い出します。
当時、辛い・苦しい、そんな感情や思いは全くなく、「成功させるんだ!」という強い信念だけで突き進んでいたと思います。なので、ある程度の顧客も増え、販売実績が徐々に上がっていくのをみていると、とても嬉しかったです。
必死に業務に向き合っていると、こんなこともありました。
アジアやヨーロッパなど様々な国の法人からも問い合わせが入ったのです。
これは想定外の嬉しい出来事でした。
特に印象的だったのは、トルコの業者様から商品購入のリクエストをいただき、実際輸出できたことです。
「自分の企画した商品がトルコのECサイトと実店舗で売られている。」
「英語だけではなく、トルコ語でも説明されている!」
この時は本当に嬉しかった…。
そうこうしていると、自社サイトでも世界各国から注文がくるようになりました。
Instagramも開始して10カ月でフォロワーが15000人近くまで増えました。
投稿すると、さまざまな言語でコメントも来るようになりました。
(自社サイトで販売した国一覧)
特に僕が留学していたブラジルの方から、
「私もこのブランドの商品持ってるよ!」
「ブラジルでこの商品販売したいので連絡先教えてほしい!」
と連絡が入った時は、世界の人とのつながりをとても近く感じることができた気がして、感慨深かったです。
縁のある国と仕事でかかわりたいと思っていたのですが、まさか社会人になってたった1年近くで関わることができるとは思わなかったですし、自分の企画した商品をブラジルの方にも使っていただける。それが素直に嬉しかったです。
初めての出張、初めてのプレゼン
この1年で最も印象的だったこと。
それは、入社して4カ月で新潟へ初めての出張をし、アポ先でプレゼンを行ったことでした。
まだ入社して日が浅く、資料作りの経験も全くなく、いきなりすべてを自分が取り仕切ってやることになったのです。
しかも先方の社長も同席いただけるということで、相当なプレッシャーを感じていました。
夜遅くまで会社に残って、先輩社員にアドバイスをいただきながら資料作りを頑張りました。
結果、資料も僕自身納得いくものが完成し、プレゼンも(緊張して多少早口になったりはしましたが)なんとか成功させることができました。
先方の社長からの言葉。
「正直最初は、あまり数量がでないのではないかと心配していました。でも今や最大の取引先になりつつあり感謝しています。」
何より嬉しいお言葉でした。
この時は自分へご褒美として、新潟の地酒を購入して、家で一人、気持ちよく飲みました(笑)
見えてきた様々な課題
信念をもって社内提案してから実際の販売まで漕ぎ着け、実績も付いてきて、たくさんの嬉しい思いを体験させてもらいました。
一方で、ファンを増やし、売上を伸ばすことだけをひたすら考えていたがゆえに、社会人としての基本的な所がなおざりになってしまっていたことは大いに反省しています。
例えば、事務的処理のミスで社内の人に迷惑をかけてしまったり。。
「ちょっともりもりこれどうなってんの?」
「すみません!」
こんなやり取りが頻繁にありました。
世界を僕らの遊び場に!これからやりたいこと
現在手掛けている自社ブランドの商品を、
・ニーズが見込める世界のあらゆる国の生活者にお届けしたい。
・世界で一番有名なブランドに、本気で成長させたい。
そう思っています。
入社してからのこの1年、0(ゼロ)から1(イチ)を作ることをやらせてもらいました。
とても面白かったし、やはり僕に向いていると思っています。
なので、今後も同じような0から1を作り出す何かを、海外とかかわりを持てる形でつくることができたらいいな、と思っています。
そして、大いに反省している社会人としての当たり前(ホウレンソウなど)もしっかり身につけて、今後関わるお客様はもとより、ココラブルのメンバーと協調しながら僕自身の人間力も上げていけるように頑張りたいと思っています。
入社して1年経った今はっきり見えていること。
それは、「世界をまたにかけて活躍する立派な国際人」になることです!
入社してからの新卒1年目、たくさんの迷惑もおかけしましたが、辛抱強くご指導いただけたことに心から感謝させていただきます。
引き続きよろしくお願いいたします。