ココラブルの全メンバーが集まり三浦海岸で1泊2日の全社合宿を行いました。前回の記事では合宿1日目について紹介しております。
前回の記事:全社合宿1日目「今年の合宿はここが違う!」
合宿2日目はアイデア会が開催されました!!
アイデア会とは
社内改善や新しい事業に繋げる企画をココラブルのメンバーが気軽に発信できる場です。アイデア会を行うことで事業化の前段階をココラブルのメンバーみんなで膨らませ新事業へと繋げていきます。
実はアイデア会は今回で第2回目を迎えました!
第1回目とは違い、今回のアイデア会の内容はアイデア発表だけでなく試作品(プロトタイプ)の制作、運用テストの実施となっております。アイデアを形にすることによって企画の真意、魅力をより伝えやすくなりました。また実現への近道にも繋がります!
第2回アイデア会をブログで紹介するべく、アイデア会参加者に密着取材を行うことにしたじゃるです。ここからはある1人の男のアイデア会までの道のりをドキュメンタリーでお送りしたいと思います。
新卒1年目が取りに行った〜密着24時〜
取材対象となる参加者を探しているうちに一際ギラギラと野心を燃やす男を見つけた。その人物は「開発室新卒のたっちゃん」だ!
彼は高専電子制御工学科16卒のココラブル開発室ルーキー。学生時代は機械、電気・電子、情報分野について勉強をしていた。ココラブル最年少、入社2ヶ月目のそんな彼に今回密着してみた。
~アイデア会1ヶ月前~
場所は会社でのオフィス。アイディア会参加に野心を燃やすたっちゃんへ、私は根本的な質問をぶつけてみた。
じゃる(以下:じ)
今回入社2か月でなぜアイデア会参加を決意したのですか?
たっちゃん(以下:た)
優秀なアイデアは賞金がもらえるらしいと聞きつけ賞金目当てで参加しました(笑)
あと真面目なことを言うと、今回はプロトタイプの作成ですし、開発室ルーキーとして俺はこんなことできるんだぜ!とアピールしようと思い参加を決意しました。
じ)
賞金と名誉を狙って奮い立っているわけですね。そんな野心をかけて、参加するアイデア会ですが、どんなアイデアを考えていますか?
た)
ココラブルで自分しかできないこと、強みを押していきたいと思い「コレ」を使って何か作ろうと考えています。
じ)
これはなんですか??
た)
Raspberry Pi(以下:RasPi)といって小さなコンピュータです。パソコンのようにOSが起動し、Webページの閲覧や、書類の作成などといったマシーンの利用が可能です。さらにたくさんのインタフェースが搭載されておりGPIOを使うことで電球やモータを制御したり、温度や明るさなどの情報を取得したりなど電子工作が気軽に行えます。また……(以下省略)
たっちゃんの熱い説明が始まった。
が、あまりの熱意に説明が長引いたため省略。
じ)
とにかくこのRasPiを使って試作品を作っていくわけですね。具体的にはどんなアイデアを考えているんですか?
た)
社内の環境改善を軸に事業化できるサービスで、ロビーに来客があった際、LEDやブザーなどの電子部品を使うことによって、視覚的/聴覚的に自動で知らせるシステムを考えてます。これが出来れば社内の環境改善間違いなしですよ!これで賞金は手に入ったも同然です!
そんな背景があり、たっちゃんの「マイコンを使った自動受付システムの開発」
というアイデアが生まれた。
~アイデア会3週間前~
アイデア会準備のため我々は秋葉原へと来ていた。
今年から東京生活を始めたたっちゃん。「あきはばら」を「あきばはら」と読んでいたたっちゃんは、どうやら秋葉原に初めてきた模様。
じ)
着きましたね秋葉原♪どうしてここ秋葉原きたんですか?
た)
電子部品調達のためです。あと周辺機器としてキーボードとモニターも必要ですね。では!行ってきます!!
そう言い残すとたっちゃんはじゃるを置いて電子部品のあるお店の中へと入ってしまった。
30分後・・・
LED、センサー、スイッチなどガチャガチャとたくさんの部品を買い終えたたっちゃんが出てきた。
た)
これだけあれば完璧ですよ。これが賞金と名誉へと生まれ変わります!はっはっは!
じ)
あれ。モニター買わなかったんですか?
た)
モニターは買わずに自宅のテレビに繋げてしまえばいいかと思ったので。
賞金取ったら買ってやりますよ(笑)
アイデア会で結果を出してやるぞ!と心に誓う、たっちゃん。
しかし、ここでモニターを買わなかったことが後に悲劇を呼ぶとは、誰も思いもしなかった…。
〜アイデア会2週間前〜
アイデア会まで残り2週間をきった。順調に制作が進んでいるかと思いきや何やらトラブルがあったようだ。シーンとした空間でテレビに近ついてキーボードをカタカタと鳴らして作業しているたっちゃんがいた。
じ)
あれ!?どうしたんですか?
た)
画面の出力を壁掛けテレビでしてるんで遠くて文字が見えないんですよー。
こんなことならモニター買えばよかった。ちくしょう。絶対に賞金とっていいモニターを買ってやる!!
じ)
たしかに見えずらそうですね…
今、一生懸命作業しているように見えるんですが何しているんですか?
た)
今はRasPiの開発環境を整えています。この後は回路図を作成して、各センサーを単体でテストしていき、さらにその後プログラムを……(以下省略)
たっちゃんの熱い説明がまた始まってしまった。どうやら専門的な話をさせたらいけないようだ。これもあまりの熱意に説明が長引いたため省略。
〜アイデア会1週間前〜
制作から1週間後、試作品(デモ)が完成したということで私はたっちゃんから呼び出されていた。間違えた回路を組んでしまったことによりRasPiの電源が急に落ちて壊れかけたり、人を感知するセンサーの値がうまく調整できないなどいろいろ苦労があったそうだ。
じ)
遂に完成しましたね!
た)
まだですよ。あとは台本書きと発表練習をしたら完成となります。
技術的要素多い中でいかに分かりやすい説明をするかがキーです。これが出来れば賞金も、社内での知名度も僕のモノです!はっはっは!
じ)
発表の精度もアイデア会には重要ですものね。
た)
まぁまだ時間もあるし大丈夫ですよ。
と余裕を持っていたものの技術的要素が多いため、分かりやい説明を考えるのに実は苦戦したようだ。台本書きと発表練習を陰で努めるたっちゃんの姿を私はしっかりと見届けた。
〜アイデア会当日〜
とうとうやってきた!ついに第2回アイディア会が始まろうとしていた。
発表前に後ろで急いで回路を組みRasPiを事前起動しているたっちゃんの姿が。
じ)
遂に当日となりますが自信のほうはどうですか?
た)
自信?当然ありますよ!見せてやります。
どうやら自信満々のようだ。
遂にアイデア会が始まり、たっちゃん発表の番となった。
身振り手振りで必死に発表するたっちゃん。デモ実演で画面が一部表示されないというトラブルが少しあったものの順調に発表が進んでいった。アイデア会が始まる直前までは大口を叩き、賞金のためにギラついていたたっちゃんだった。が、全社員の前で必死に発表をする姿には心を打たれた。
彼の努力に結果がついてくることを祈った…。
アイデア会結果発表!!
たっちゃん自身、知識・技術・熱意を全てを出し切れたと言っていたアイデア会での発表。ついに、結果発表の時がやってきた。
緊張した面持ちで結果を聞くたっちゃん…
その結果はなんと!!
「「準グランプリ!!!」」
じ)
結果準グランプリおめでとうございます!!
た)
ありがとうございます!
じ)
当日の感想はどうですか?
た)
実は発表当日緊張していて終わってみたら自分が何をしゃべったのかあんまり覚えていませんでした(笑)
でも発表後良かったよ!とたくさんの声をいただき、安心し嬉しかったです。
じ)
あまり緊張しているようには見えなかったですけどね。今回アイデア会に参加してみてどうでしたか?
た)
アイデアを形にする難しさがありましたが、やりがいと達成感を得ることが出来ました。また、ハードxソフトと自分の可能性も広げれました。
2回目は終わったけど引き続き開発を進めていき3回目もぜひ参加したいと思います。3回目こそはグランプリとりますよ!!
こうして、たっちゃんのアイデア会は終わった。しかし、今回は準グランプリ。
第3回では、グランプリを取ると高らかに宣言したたっちゃん。
今回の密着取材はこれで終わるが、次回また彼を密着取材する時が楽しみだ…
続く!!