こんにちは。4月からココラブルに入社した15年度新入社員の下川です!
今回は3月上旬の海外研修についてお話しします。
ココラブルの新卒2期生はわたしを含めて4名。
そんな新卒組は5泊7日、カンボジア&タイへ社会貢献型の海外研修へ行かせていただきました。
研修の目的は、まずは日本から出て世界を知り、いろいろな価値観や文化に触れること。その上で今後社会に出ていかに自身の価値を出していくか、貢献できるかを自分なりに考えることでした。
【研修スケジュール】
はじめに研修スケジュールについてお話しします!
まず入国はカンボジアから。初日はまるっと移動です。
2日目のクメール伝統織物研究所での染め物体験・農業手伝いに始まり、
3日目はクメール伝統織物研究所の見学の後、孤児院訪問。
4日目アンコールワット視察、北朝鮮国営レストラン訪問。
5日目には徒歩での国境越え。
同日さらにタイに移動後、ワットアルーンにて説法を頂戴し、座禅を体験しました。
6日目は自由行動、
タイにある世界一といわれるウィークエンドマーケットを見に行きました。
この1週間はまったく違う文化と価値観に多く触れた密度の濃いものでした。
国内では得られない経験をたくさん得ましたが、カンボジアでの体験から1つ、そしてタイでの体験から1つ紹介します。
【カンボジアで出会ったこどもたち】
カンボジアでは言語を超えたコミュニケーションと、ITが世界に浸透している様子を目にしました。
孤児院では、若干の英語は通じるものの、基本的に彼らが使用するのはクメール語。着いてすぐは言葉もなかなか通じず、お互いどうコミュニケーションをとればいいのか距離をはかりかねていました。
それでも、あやとりやだるまさんが転んだ、ハンカチ落としなど日本の遊びで知っているものを共有することで、楽しい時間をすごすことができました。
別れ際には子どもたちがなかなか手を放してくれなかったり、バスの後ろを走って追いかけてくれました。最初のお互い遠慮がちで緊張した状態からは、こんなに仲良くなれるなんて思ってもみませんでした。もう少し時間があって、少しでもクメール語を理解できれば子どもたちとより仲良くなれたのではないかと思います。
道も舗装されていない場所でした。
ですが、彼らはきちんと学校へ行き、最近ではパソコンの授業も始まったそうです。
カンボジアの子どもたちに夢を聞くと、よくでてくるのが兵士や先生、そして道路整備の人など限られたものでした。そんな中で、ある子が将来の夢として、ITエンジニアをあげていました。わたしたちが小さな頃には日本でもなかなかあがらなかった将来の夢です。道路や、飲料水などインフラが整っていないこの国でその夢を聞いたのは、ITの可能性を感じるにあたって大きな衝撃でした。
「ITは世界を変える」というのは、比喩でも何でもなく、子どもたちの将来の選択肢にも大きな変化を与えているのだと気付きました。
【タイの寺院で気付いたこと】
タイではワットアルーンという有名な寺院へ行き、高僧から説法をいただくと同時に座禅を体験しました。
座禅では、日頃意識をせずに行っている自分の呼吸に集中しました。
わたしたちは呼吸をすることを含めて、一挙一動を日頃無意識に行っています。
仏教の教えでは、食べるものを選ぶこと、遊ぶ誘惑に駆られ勉強・仕事を後回しにすること、まぁいいやと投げ出すこと、そして呼吸までもが、すべてわたしたちが意識していないだけで、結果的に自分の意志決定によって行われていることです。
無意識に行っている呼吸を自分の意識のもとに行うことで、日常の小さな選択、気のゆるみ、すべてが自分の選択の結果なのだということを自分の身体で理解しました。
日常生活の中では今まで後回しにしてしまっていた、ちょっとしたタスクなどをきちんと終わらせることができるよう気にかけるようになりました。
【個人の気づき】
研修を通して個人的に実感したのが、他者や、その人が抱える問題と誠実に向き合うことの重要性です。研修に行くまで海外のニュースなどは、どこか遠い世界のように感じていましたが、カンボジアやタイで見聞きしたものごとは、新聞やテレビで見るのとは違い、目の前に存在する問題として向き合うことができました。
【デジタルネイティブの私たち】
デジタルネイティブと呼ばれる世代のわたしたちにとって、ウェブは身近にあるもので、ウェブに触れることは当たり前になっています。
ウェブの影響力は国内にとどまらず、マーケティングもITがあれば海外へリーチすることも可能です。
この影響力を意識してウェブを使いこなせれば、わたしたちの世界はもっと広がるのではないでしょうか。
言語情報に限らず、画像・動画など、非言語によって伝えられる情報はたくさんあります。
これからココラブルでわたしたちが作っていくサービスは、今回の研修で出会った、多くの人に伝えることもできるかもしれないと感じました。
【ココラブルに入社したあとのわたしたち】
ココラブルはデータを扱うことが非常に多い会社です。
これからわたしたちがココラブルで仕事をするにあたって、データを単なる数値としてみてしまうようになるかもしれません。
今回の研修で、わたしたちが扱うデータの先には、常に彼らのような人々が存在していることを実感することができました。
そしてその先で繋がることの出来る彼らの存在を肌で感じることができたこの経験がある限り、データを採る対象である「人々の存在」に立ち戻ることができると確信しています。
これからいよいよ働くことになり、不安も期待もありますが、それぞれが今回の経験を活かした目標とともに、最初の一歩を踏み出します。
そんな2015年卒4月入社のわたしたち4人が中心となって、
2016年度卒の就活生向けのココラブル採用サイトを作っています。
コンセプトは「日本をぼくらの遊び場に」
16入社のみなさんも、そうでないみなさんもぜひ1度足をお運びください。
2016卒ココラブル採用サイトはこちら!