お初にお目にかかります。ココラブルの新卒第一号、ソリューション事業部の高橋です。ココラブログを通して、ココラブルのことをより知っていただけるように精進してまいります。どうぞよろしくお願い致します!
本日突撃する部署は、ほんわかした雰囲気が印象的なメディアサービス事業部です。
メディアサービスとは何なのか、新人研修でうかがったけれどもイマイチ理解しきれていないような・・・。そこで、普段どんなことをしているのか、話を聞きました。
いざ、謎に包まれたメディアサービスのベールを剥ぎに参ります!
ユーザーニーズを制するものは、インターネットを制する。
-ずばり…「メディアサービス(以下MS)」とは何ですか?
一言で表すと、「ユーザーニーズに答える自社メディアを立ち上げ、ユーザーが満足する形になるよう日々改善しながら運営すること」です。
ココラブルの他の事業部と比較してみると分かりやすいでしょうか。
Facebook広告を扱うソリューション事業部や、企業のオウンドメディアを扱うコンテンツマーケティング事業部といった他事業部は、クライアントのニーズありきの事業です。なので、クライアントからお金をいただいてお客様のために尽力します。
一方でMS事業部では、検索エンジンの利用状況などを通して、インターネットユーザーのニーズを分析し、ユーザーのニーズに応えるメディアを立ち上げます。そして、ユーザーのニーズにマッチした質の良いコンテンツを提供し、広告で収益を上げます。
-なるほど。クライアント側のニーズに応えるのか、インターネットユーザーのニーズに答えるのか、他事業部と比較すると取り組む方向が真逆ということですね。
しかし、インターネットユーザーのニーズって、すごく幅広そう。縛りがない分、難しそうですね。
-では次に、より良いメディアを作るために何か気をつけていることはありますか?
はい。常にユーザーがどのようなことを考えてメディアを見ているのか分析し、日々改善しています。
-といいますと?
短いスパンでPDCAサイクル※1を回して、小さな施策を積み上げています。
まずは、実施した施策の結果がどうだったか、朝一でサイトの状況を分析し、確認します。そして、ユーザーの反応に合わせたチューニングを行います。
例えば、次のようなことを行います。
- 記事内容を変更する
- スマートフォンできれいに見えるようにする
- リンクボタンの色や形を変えてみる
- ユーザーの行動フローからサイト内の遷移を変える
このように、サイトの改修、記事内容の改修など、行う施策は多岐にわたります。
普段の事業部ミーティングも会議室でやることもあれば、気づいたことをその場で伝えてすぐに対応してもらうこともありますね。
ユーザーのニーズにできるだけ迅速に対応するため、あえて形を固定しないように行動することに気をつけています。
※1… 業務プロセスの管理手法の一つで、計画(plan)→実行(do)→評価(check)→改善(act)という4段階の活動を繰り返し行なうことで、継続的にプロセスを改善していく手法。(引用元 IT用語辞典)
-状況に合わせて柔軟に対応するんですね。さすが「ユーザー第一」という感じです!
でも、そんなに毎日分析や施策をしなくてはだめなのですか?
もちろんです!メディアは「生もの」といっても過言ではありません。昨日100万円あった売り上げが翌日0円になる、なんてことも実際にあるんですよ。
SEO※2視点からいうと、検索エンジンのことだけを考えてメディアを作成することで成り立っていた時代もありました。しかし、今の時代ユーザーがどんな情報を欲しているのか、どういう形式ならわかりやすいか、ユーザーを第一に考えなければ生き残っていけないのです。
※2…サーチエンジンの検索結果のページの表示順の上位に自らのWebサイトが表示されるように工夫すること。また、そのための技術やサービス。(引用元IT用語辞典)
-うひゃー!考え出したらキリがありませんね…。しかし、地道な努力があるからこそ、いいものはできるのですね。深く胸に刻みます。
まぁ、そうですね。(笑)
先代のSEO手法は終わりましたが、検索エンジンや人が何かを検索するという動作がなくならない限り「SEO」は不滅ですし、メディアサービスを行う上で外せない点ですから常に気をつけています。
MS事業部の目指すものとは?成長戦略に切り込む
-先ほどはMSについて説明していただきました。
では、次にMS事業部として、今後はどのように成長していきたいですか?
私たちは仕事のゴールとして
「ココラブルのメディアが、ブランドやネームバリューをもてるような事業を展開すること」を掲げています。
そこで、この目標を達成するために3つのフェーズに分けて業務に取り組んでいます。
- 第Iフェーズ:サービスメディアを運用するにあたり腕を磨く
- 第IIフェーズ:特定のカテゴリーに絞り、メディアを運営する
- 第IIIフェーズ: そのカテゴリー内でトップを目指す
⇒結果、ココラブルのメディアが、ブランドやネームバリューを持った事業に成長する。
-うーん、難しい…(^^;)
では、チーム全体をバンド、作業を楽器の演奏で例えてみましょうか。
第Iフェーズで各自の演奏楽器を選び楽器の練習を行います。次の第IIフェーズでは練習した曲を人前で発表…初ライブを行います。第IIIフェーズでは動員数を増やしてキャパの大きいところで演奏します。最終的には、ジャンルの中で一番知名度の高いバンドになる…そんな流れをイメージしてもらえるとわかりやすいかと。
-な、なんとわかりやすいことか…!ありがとうございます!
また、現在は第IIフェーズにおいて、今まで、培ってきた「メディアサービスのいろは」を生かし、ユーザーがわかりやすいサービスを提供しています。
サービスのイメージとしては、不動産サイトや口コミレビューサイトを想像していただくのがわかりやすいかもしれません。
第IIフェーズにおいても、特定カテゴリーでココラブルという名前のブランドを確立できるようにしたいですね。
-おお!細分化することでやるべきことが明確化され、わかりやすいです!
ちなみに、先ほどから出ている「メディア」とは、どのように作られていくものなのですか?
メディアは、どんなコンテンツをユーザーが求めているのかを調査し、「サイトのテーマ決め」から始めます。
次に、ユーザーがそのテーマにたどり着くためにどのようなことを考えるか、カテゴリーごと分けて考えていきます。
そして、サイトという大枠にカテゴリーをはめ込み、1つのメディアを完成させていきます。
-サイト作りでも、ユーザー第一が基本なんですね。
ココラブルの中でのMS事業部の未来像
-MS事業部がどのような動きをしているのかようやく分かってきました…!
これから成長するにあたり、現時点での課題などは何なのでしょうか?
課題は、先ほど話したことと重複してしまいますが、最終的に自分たちが主導になったサービスをつくりたいので、
- このカテゴリーならばココラブル!といわれるようなネームバリューの構築
- どのカテゴリーに絞り進めていくかの品定め
- SEOを基本とした集客方法についてより学ぶ
この3点が挙げられます。
各ノウハウを生かしたメディア構築ができるのか、そしてうまく展開していけるのかが今の課題としてあげられるでしょう。
-常に学ぶことは怠ってはいけないのですね。
最後に、ココラブルでの今後の位置づけを教えてください。
MS事業部の掲げる目標をもとにココラブルがやりたいことや、展開したいビジネスをメディアという形で実現して、ブランドを確立する土台となりたいと考えています。
自社メディアを立ち上げ運営することで、会社としてやりたいことを実現していきたいと思っています。
-なるほど…! MS事業部がいかにユーザーを第一に考え、メディアを作成しているのかが伝わってきました。
お忙しい中インタビューに時間を割いていただきありがとうございました!